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“○里中委員 (中略)私のマンガの分野では、今、久保委員からもお話がありましたように、今やインターネット上での違法配信というのが非常にはやっているという言い方はおかしいんですが、それに対して困っております。著作権ビジネス上の経済損失、これは計り知れないものがありまして、紙媒体での違法コピーとは比べものにならない影響が今後ますます大きくなっていくと思います。ですから、久保委員からもお話がありました防ぐための技術の導入、これをみんなで協力してやっていくと同時に、攻撃は最大の防御とも申しますし、積極的にWeb配信に取り組むという考え方をみんなで進めていくことが大事かと思います。
 つまり、マンガというのはビジュアルなものですから、世界のすみずみまで届けるのには、紙媒体ではなくても、むしろネット上で配信するほうが有効な場合が多いんですね、流通の問題も含めまして。ですから、そういう考え方の切りかえということを業界と公が一緒になってやっていくということが大事かと思います。
 今、取組を進めておりますが、文化庁のご協力をいただきまして、マンガの原稿のデジタル保存ということを進めておりますが、それをまた配信していくことによって、広く、古いマンガは古いマンガで、日本のマンガの、よその国の例を申し上げるとあれですが、大英博物館とかルーブル美術館のような存在、つまりマンガの歴史、アニメの歴史、それとともに、新作のWeb配信、これは出版社とも取り組みながら、新しい見せ方ということを国を上げてやっていく。つまり、よその国がこうだからこうやるというんじゃなくて、我が国はやはりすべての面を含めまして、我が国ならではの技術と取り組み方を自信を持って世界に発信していく時代が来ていると思います。
 (中略)この絵の下段で、日本は著作権ビジネスに大変慎重なんですが、慎重さゆえに手間がかかると思われて、ちょっと暗礁に乗り上げている部分がありますが、だからといって、契約を簡単にするというんじゃなくて、こういうことを経なくても堂々と日本から配信できる。そのためには、角川委員が常日ごろおっしゃっていますように、我が国にちゃんとサーバを置くということも大事だと思っております。
 とにかく、さっきもお話ありました窓口がわからないということも含めまして、具体的に一般消費者の方、ユーザーの方にわかるような見せ方をするということがまず大切かなと思っております。”

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents_brand/dai3/3gijiroku.html

先に権利者の意見が出たがためか、里中委員からは比較的穏当な意見。この「攻撃は最大の防御」という考え方は傾聴に値する。

しかし保護利用小委での発言やら、普段の発言やら、今回の発言にしてもその前提となるものを考えると、どんなもんだろうねと思ったりはする。どうしてもね。

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