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“○服部委員 私のは12ページをご覧ください。食文化先進国としての日本ブランド確立に実はどうしても不可欠なのが調理師の存在なんですけれども、倍増計画を立てろというふうに今から4年ぐらい前に私も総理から言われました。
 ただ、一つここに書きましたのは、私どもの学校を卒業したら、即留学生は帰国しなきゃいかんのです。専門学校生はだめでも、大学生はオーケーなんです。ところが、専門学校でなければ調理師というのは養成してないわけです。それなのに即戻らなきゃいけないということは、就職という形でいろいろな職場で食文化を手に入れると思うんですけれども、そういった経験もなしに帰らされると、結局はせっかく習ったものがいかされず水の泡というようなことになります。今日、調理師学校に留学生が何でこんなに来るようになったか。 例えば、私の学園なんかは140名も来ています。今韓国からはそのうちの80%がそうで、あとは台湾とかフィリピンとかから来ているんですけれども、この人たち、かわいそうに何で卒業後すぐ帰らなきゃいけないんですか。風俗に行くわけじゃないんですよね。日本の感覚から言うと、こういう技術を持った人でも風俗に入るんじゃないかということをよく言われます。関連している省庁は法務省、これは入管関係がありますけれども、警視庁、それと文部科学省に外務省に東京都も関連しておるわけです。ですから、そこのお役所に話を持っていくと、ほかのお役所に持っていきなさいよと、うちだけじゃ無理だと。私はいつもだれがまとめてくれるんですかと思うのです。だれもまとめてくれる人が今のところいませんので、この会で関係省庁の連携を強化していただいて、これからは分野横断的にというお話がありますので、この困った状況を真剣に取り上げてくれるところがこのコンテンツの日本ブランドの省庁間の連携だと思っております。
 私もフジテレビさんのおかけで、今から14年ぐらい前から始まりました「料理の鉄人」、8年前終わりましたけれども、現在オーストラリアで毎週、アメリカでは毎日放映されております。タイもそうですし、いろいろな国で放映されているんですが、鉄人だった我々はアメリカやオーストラリアから呼ばれるんです。マスメディアというのは強いなと思ったのは、「料理の鉄人」の私の場合は解説者なんだけれども、僕も鉄人だと思われているらしくて、いろいろな国で呼ばれて、いろいろな料理の解説をやってきたり、日本の文化を伝えてくるという仕事はしているのです。
 その影響もあって、それでうちの学校に多くの留学生が来るのですが、今調理師学校は270校あり、私が会長をしているんですけれども、(社)全国調理師養成施設協会があります。そこに毎年大体1万2,000名が通ってきています。そのうちの1割近くが留学生なんですね。しかし、みんな大挙して帰らなきゃいけない。これを何とか解決するには、どこかでお聞き入れいただけるような省庁がないものかと。しかし、非常にうれしく思った次第なんですが、ぜひここでも取り上げていただいて、1つは、卒業後、就職できるように。2つは、調理師は食のプロですが、昔の法律だと「お茶」、「お花」と同じような「お料理」の扱いになっているので法律が時代に合っていないことも問題です。そこで、各省庁にこういったことが図れるように、実は最後に申し上げますが、これは昨日届いたんですが、フランス大使館からフランス政府留学局日本支局、局長、フランク・ミシュランさんから連絡がありまして、フランス共和国特殊技能滞在許可証発行に関する件ということで、実はある特別待遇を要する人に限り、今回特別許可証を発給すると、これが来ました。今彼らもそういう技術を持った人であるとか、日本なら日本の人たちにこういう人を紹介してくれと、ぜひ受け入れると、家族まで受け入れてもいいぞと、そこまで特別につくった法案だそうです。ですから、こういうような特殊技能滞在許可証というか、こういったものを日本でも早いところ許可していただかないと先には進めないなと思っております。
 よろしくどうぞ。”

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents_brand/dai3/3gijiroku.html

俺自身は食文化とか食育とかには全く無頓着なのだが、この服部委員の問題提起には目から鱗が落ちた。料理学校を卒業した留学生が、経験も積めないまま本国へ帰らざるを得ないという話。

案外俺たちの側からは見えない事情ということでピックアップ。

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